メタンハイドレートと環境問題

日本の天然ガスの需要は年々増加の一途をたどっており、特に東日本大震災を契機とした原子力発電所の停止によって、海外からの輸入が急増しています。こうした状況の中、新たな天然ガス資源として有望なメタンハイドレートは、我が国のエネルギー自給率向上の切り札にもなる可能性を秘めた存在として注目されています。 しかしながら、自然エネルギーである風力や太陽光とは異なり、メタンハイドレートは化石燃料の一種であるほか、これまで商業的な実用化がされた経験のない未知の領域の資源であることから、採掘によって新たな環境問題が生じるおそれがないかどうかを慎重に見極める必要があります。 我が国ではすでに2001年から、経済産業省内に設けられた有識者による検討委員会によって、『我が国におけるメタンハイドレート開発計画』が取りまとめられ、この報告書に沿って各種の調査研究が進められてきました。その中には環境問題も含まれていますが、これまでの調査研究の成果によれば、いくつかの注意すべき点が指摘されています。 一つは、メタンハイドレートの埋蔵されている海底の地層がごく浅いところにある場合、生産したメタンガスが海底面から漏れ出す可能性があるということです。二つ目として、メタンハイドレートは海底の地層の中に安定した状態で埋まっているものであり、採掘により地層の中にあるメタンハイドレートを分解させることで地層の性質が変化し、海底で大規模な地盤沈下や地すべりを引き起こす可能性があるということです。これらは海中の生態系に悪影響を与えるとともに、大気中に放出されたメタンガスを原因する地球温暖化が一層促進されてしまうのではないかという懸念があります。 現在、日本各地の海域でメタンハイドレートの試験的な採掘などを行い、こうした問題点を一つずつ確認しているところであり、地すべりなどのシミュレーターやメタンガスの漏洩を知らせるセンサー、環境影響の予測モデルの開発などもあわせて進められています。

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